「デッドニング」
車の中でいい音を追い求める人ならば、
必ず一度はこの言葉を聴いたことがあるでしょう。
「音」というのは突き詰めていくと単なる空気の振動でしかありません。
しかし、この振動というものが非常に厄介なものなのです。
この振動を上手に扱ってやらないと、いい音の邪魔をされることになります。
走行中に発生しているのは
スピーカーから出ている振動だけではありません。
・ウィンドウ付近から発生する「風切り音」
・タイヤと路面との間で発生する「ロードノイズ」
・ドアの内張りがスピーカーの振動と共振して発生する「ビビリ音」
このように様々なところからノイズの原因が発生しています。
これらを無くすことは、車を走らせる限り不可能に近いでしょう。
しかし、限りなくゼロに近づけることは可能なのです。
その方法こそが「デッドニング」と呼ばれる方法になります。
■価格の安い車ほど、音が悪い??
「価格が安いから、価格の高い車と比べたら音が悪いのは当たり前じゃないか」
と漠然と思ってらっしゃる方はいませんか?
確かに、これは事実です。
では、なぜ価格の高い車は良い音を作ることができるのでしょうか?
スピーカーの音の信号を伝えるためのケーブルを例にして考えてみましょう。
価格の安い車というのは、全体的にコストダウンをすることになります。
もちろんスピーカーケーブルも例外ではありません。
当然コストダウンの対象となります。
純正のスピーカーケーブルを見てもらえれば分かりますが、
あれは、「ただ音がなればそれでよい」というレベルのものが使用されています。
決していい音を聞くためにはできていないのです。
<<INS1>>
では「デッドニング」によって、この問題は解決できるのでしょうか?
答えは、
「解決できます」
なぜか?
それは次から事細かに伝えていくことになりますが、
悪い音には、悪い音なりの理由というものがあります。
この理由をしっかりと把握した上で、良い音を目指していきましょう。